子供と一緒に簡単料理。最初にチャレンジしたいおすすめ炒めものレシピ
火を使って料理をしているとき、子供に「手伝いたい!」と言われたことはありませんか?初めて火を使って料理をするのは親もヒヤヒヤしますが、せっかくの子供のやりたいという気持ちを優先させてあげたいですよね。
料理に火を使うとレパートリーの幅がぐんと広がりますし、自分で作れる料理が増えると子供の自信にもつながります。この記事では、そろそろ子供に火を使った料理を教えたいと思っている親御さんにしいたけ料理をおすすめします。
なぜ食育にしいたけがおすすめなのか?
しいたけ料理が食育におすすめな理由を挙げてみます。
- 柔らかいので子どもの小さな力でも切りやすい(手でさけるものもあり、包丁すらいらない場合もある)
- 火が通りやすい
- 季節を問わず売っている
- 種類によってさまざまな、味、香り、食感を楽しめる
- 食物繊維が豊富で便秘がちな子供にぴったり
しいたけは子どもの成長を促してくれます。その秘密はたっぷりと含まれているビタミンDです。ビタミンDは、骨や歯を丈夫にし、免疫力を高め病気から体を守ってくれます。
しいたけには旨味成分であるグアニル酸も含まれています。グアニル酸は、昆布のグルタミン酸や鰹節のイノシン酸あわせて三大旨味成分と呼ばれています。これら成分をかけ合わせると更に旨味が倍増すると言われています。
調理がしやすく、豊富な旨味成分により誰にでも美味しく作ることができるきのこ料理は、食育に最適な"失敗しない"料理なのです。
子供と一緒に作るきのこのソテーとアレンジレシピ
しいたけを使った料理の一例として、「きのこのソテー」を紹介します。
子供は調理時間が長いとすぐに飽きてしまいますが、きのこのソテーは作業の工程が少なく、出来上がりも早いので最初に挑戦する料理としておすすめです。
【材料】
- 椎茸などきのこ数種類(包丁が危ないと思う方は、カット済みのものを用意)
- バター(適量)
- 塩コショウ(適量)
- 醤油(適量)
いくつかポイントがあります。
- しいたけは肉厚で、張りのあるものが新鮮です。カサの部分が変色していないものを選びましょう。
- きのこは何種類かあると味や食感が楽しめて、見た目にも華やかになります。筆者は、しいたけ・しめじ・えのき・エリンギ・まいたけをよく使います。
- 衛生面を考えて、椎茸は水洗いをしましょう。また、しっかりと火を通すようにしましょう。詳しい説明はこちらの記事をご参照ください。
【手順】
- しいたけは石づきを落とし、食べやすいサイズに切ります。しめじやエリンギなどは手で割いてもいいです。
- フライパンを温め、バターを溶かし、中火できのこを炒めていきます。しんなりしてきたら、塩コショウをふります。火加減と火の通りは大人が見てあげてくださいね。
- お皿に盛り、食べるときにお好みで醤油をかけて食べます。

じゅわっと広がるきのこのうまみとバターの風味があわさって最高においしいです。塩コショウは控えめにして、あとから醤油で味を調整できるようにしましょう。大人も子供も、お好みの味で食べることができます。
注意したいのは、やはり包丁と火の扱いです。しいたけは素材がやわらかいので、筆者は包丁ではなくナイフで代用しました。刃がギザギザで指にあたっても切れにくいナイフです。
火については、ガスコンロの扱い方、火力調整の方法やフライパンのどこが熱くなるかを説明しながら調理をします。見守りつつも子供が主体的にでお料理できるようにサポートしてあげましょう。
きのこのソテーの実践レポート
実際にきのこのソテーを作られた方のレポートをご紹介します。
まとめ
しいたけを使った食育には次のようなメリットがあります。
- しいたけなどきのこ類は子供でも扱いやすい
- しいたけには子供の成長を促す栄養が豊富
- 旨味成分が豊富でおいしくできる(失敗しない)
しいたけ料理を通して、楽しく美味しい食育を実践できます。
親としては、火や包丁など心配になったり、準備をしたりと大変ですが、子供の成長を実感する喜びは何事にも代えがたいですね。
ぜひ皆さんも挑戦してみてください。食卓に笑顔の輪が広がるといいなと思います。