椎茸好きのあなたへ!本当に美味しいしいたけの条件を教えます。
こんにちは、椎茸大好き仲間のしましまと申します。
本日より始まる椎茸研究所では、我々の知識と経験を総動員して、世の中の人にもっともっと椎茸の魅力を伝えるような記事を発信していきたいと思っています。
突然ですが、椎茸の学名を知っていますか?
Lentinula edodes(レンティヌラ エドデス)と言います。
そう、昔の江戸時代に命名されてこの名前になりました。古くから日本人に愛されてきた椎茸は、知れば知るほど魅力的な食べ物です。うまみが強く、食感が良い。栄養豊富だがカロリーは少なめ。出汁としても重宝しますね。いつの間にか私も椎茸の虜(とりこ)になってしまいました。
記念すべき椎茸研究所第1回は、おいしい椎茸の条件です。
おいしい椎茸の条件
おいしい椎茸のポイントは次の3点です。
- かさの巻き込みが強く、ふっくら肉厚であるもの
- 軸が太くて短いもの
- かさの表面に傷みが無く、内側も変色していないもの
さっそく実践です!写真でおいしい椎茸を見分ける練習をしてみましょう。
次の写真に3つの椎茸が並んでいます。どれがおいしい椎茸か分かりますか??まずは横からの写真です。


一番左の椎茸は、ぷっくら肉厚で軸も短く太いですね。かさの巻き込みも強く、きれいな膜が張っているのが分かります。椎茸は菌類です。繁殖のためには胞子を飛ばします。胞子があるのはかさの内側です。開いたときに胞子が飛ばされます。この時に風味や栄養素も飛んでしまうために、膜が残っているほうがおいしいと言われているのです。
椎茸農家の方たちは、まさに上記の基準で椎茸をランク分けしています。地域によって分け方は異なりますが、上の写真であれば、左からA級・B級・C級と分けたりします。もちろんランクが高い椎茸は、高級品として市場に流通することになります。
おいしい椎茸はプリプリとした食感で、嚙みしめるほどうまみ成分があふれだします。香りは強くありませんが、独特の風味がふんわりと鼻を抜けます。ソテーや煮物などにすれば、十分食卓の主役になれる食べ物ですね。
椎茸をさらにおいしくするひと工夫
椎茸のうまみ成分と言えばグアニル酸です。このグアニル酸は乾燥させることで増えると言われています。何もしなくとも十分おいしい椎茸ですが、せっかくなのでひと工夫してみましょう。
食べる前に30分~1時間、天日干しをします。軸の部分を上にして、ひっくり返すようにして並べ、日光に当ててください。こうすることで椎茸の風味が増します。同時に、ビタミンDも増えるため、身体にも良いのです。
おいしい椎茸をあなたの家でも作ってみませんか?
これであなたも椎茸を見分けるエキスパートです。
早速スーパーに行って、椎茸を吟味してみましょう。
おいしい椎茸があなたを待ってますよ!
Cooperated by しましま