煮物・お鍋で簡単にできる椎茸の飾り切り5選(お食い初め・七五三・ひな祭り)

お食い初めや七五三・ひな祭りなどのイベント、おせちやおもてなし料理を作る時、せっかくだからもうひと工夫したいと思ったことはありませんか?

そのようなときに、役立つのが椎茸の飾り切りです。

飾り切りとは、食材に包丁で美しい細工を施して切る手法のことで、飾り包丁とも言われています。日本料理においても古くからおもてなし料理に使われてきました。

飾り切りの具材が入っているだけで、同じ料理でも見た目が華やぎ、料理の仕上がりが美しくグレードアップします。

椎茸はよく飾り切りにされる食材です。お煮しめや鍋などでしいたけを使う際に飾り切りにすると、味が染み込みやすくなる上に、見栄えも良くなります。

松や亀など、縁起の良い形を取り入れる意味もあるので、おめでたい席の料理にぴったりですよね。切り方によっては椎茸は食感が良くなり、美味しさも引き立ちます。

この記事では、椎茸の飾り切りにチャレンジしたい方に、初心者でもできるシンプルな飾り切りから、応用をきかせた少し難しい形まで、数種類ある椎茸の飾り切りの方法について解説します。

 

飾り切りに適した椎茸の選び方

まずは飾り切りにする椎茸の選び方について解説します。

1.張りがあって傘が厚いものを選ぶ

包丁で切り込みを入れていくので、厚みがないと失敗しやすくなります。傘に張りがない場合も切り込みが入れづらいのです。

2.出来るだけ丸いものを選ぶ

椎茸の飾り切りはもともとの形も良いものを選びたいですね。全体的にふっくらと丸くないと模様のバランスが取りづらいため、出来るだけきれいな丸いものを選びましょう。

※生椎茸だけではなく、干し椎茸も飾り切りにすることがあります。生椎茸と同様に傘に厚みのあるきれいな丸いものが理想的です。

 

飾り切りの方法

簡単なものから少し難しいものまで、椎茸の飾り切りの切り方を難易度順にお教えします。飾り切りに適した椎茸を選ぶとともに、よく切れる包丁をご用意くださいね。

 

1.亀・亀甲

形を整えるだけの簡単な飾り切りです。鶴亀というのは長寿の象徴として非常に縁起の良いものです。椎茸を亀の形にするだけでも、見栄えと縁起担ぎの両方を取り入れることになるので、おもてなし料理の煮物の椎茸などに是非活用してみてください。

【切り方】

  1. 椎茸の両端を5ミリくらいの長さで平行に切りりおとしていきます。
  2. その両端の線と並行に中心に線があるとイメージして、その中心が頂点になるように上下をハの字に、全体的に六角形になるように切ります。

2.花

椎茸の飾り切りで真っ先にイメージされるのはこの花の飾り切りではないでしょうか。煮物・焼き物・天ぷら・お鍋などに飾り切りの椎茸で華やかさを添えましょう。

【切り方】

  1. 椎茸の軸を切り落とし、ヒダを下にしてまな板に置きます。椎茸の円の中心に上下に余白を残して線を描くように、斜めに1〜2ミリくらい角度をつけて切り込みをいれます。反対側からも同じようにV字になるように切り込みを入れて、切り抜きます。
  2. (1)の線が時計の4時と10時を向いているイメージで、60°回転させます。あとは(1)と同様、中心を通る線を描くように、V字の切り込みを左右からいれ、切り抜きます。
  3. 同様に60°回転させ、(1)(2)で出来た✕字の中心に線を描くようにV字の切り込みを入れて切り抜きます。

3.松

花が出来たら、松の飾り切りも簡単です。松は常緑樹なので不老長寿の縁起物のモチーフですから、お祝いごとの料理に添えるのにぴったりですね。

【切り方】

  1. 花の飾り切りを作ります。
  2. 放射状の線の交わる真ん中のところで椎茸を半分に切ると松になります。(半月形・直線の中心から3本放射状に線が入っている状態です。)

4.鹿の子

味を染み込みやすくし、食べやすくするために、和食ではよく格子状の切り込みを入れます。これを鹿の子切りといいます。特に干し椎茸を鹿の子切りにすると煮付けた時に味が染み込みやすく、より味わい深くなります。

【切り方】

  1. 干し椎茸を水で戻し、軸を切り落とします。
  2. 割り箸などを椎茸の上下にぴったりつけて置き、椎茸を下まで切らないように気をつけて、端から真っ直ぐ並行に細かく切り込みを入れていきます。
  3. 90°回転させて、(1)の線と格子状になるように、同様に細かく切り込みを入れていきます。
  4. 六角形に形を整えて、亀甲型にするのもおすすめです。

5.菊花

慣れてきたら、応用して、難しい形にチャレンジしてみませんか?花の飾り切りにさらに細かく切り込みを入れて装飾することでより華やかな菊花形になります。

【切り方】

  1. 花の飾り切りを作ります。
  2. 放射線の先の両側に沿って、短い細い線をV字に切り取ります。6本の線の両側に2本ずつ、細かい線を12本切り取ります。
  3. (2)の線と線の間(広く空いた部分)の6カ所を同様に短く細くV字に切り落としてバランスを整えます。

 

まとめ

お祝い事やおもてなし料理に活用できる椎茸の飾り切りの切り方についてご紹介しました。やってみたいけど抵抗があった方も、やり方を知ると挑戦してみたくなりませんか?

飾り切りに失敗しないためにも、張りと厚みのある丸くて綺麗な椎茸を選ぶようにしましょう。また、包丁で無理に切り取ろうとしなくても、浅い切り込みを入れることの繰り返しで面白いように形が出来ていきます。慣れるまで、箸を上下に添えるのもおすすめです。

ひと手間ではありますが、椎茸を飾り切りにすることで料理が豪華に見えますし、普段使いにもお弁当や煮物などにちょっと添えるだけで見栄えが良くなりますよ。是非参考にして、椎茸の飾り切りに挑戦してみてくださいね。